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身近になったアワード ー ニュージーランド

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一番アワードを必要とする人たちにアワードを届けることは最も遣り甲斐がある反面最も大変なことです。ニュージーランドではこの課題に取組み、最近功を成しました。

ニュージーランドは2013年に社会的弱者の若者達にアワードを提供する為、特別プロジェクトの資金援助を受けました。3年計画のプロジェクトはカウェラウ・コミュニティに多大な影響を与え、今後も悲惨な状況に置かれた社会的弱者の若者達がアワードより多くの恩恵を受けることになるでしょう。

課題 カウェラウはニュージーランド北島のイースタンベイ・オブ・プレンティにある孤立した地方のコミュニティです。雇用は地元の製紙工場に限られ、長年地元では若者に未来はないと考えられ、自殺率は国家平均の12倍で、若い男性の不健全な精神・素行が深刻な問題となっていました。

マオリ・コミュニティのニーズに適したアプローチ

カウェラウはマオリ(ニュージーランドの先住民族)をルーツとするコミュニティでニュージーランド事務局がこのプロジェクトに取組む上でこれは重要な鍵となりました。事務局はマオリの若者達のアワード参加を奨励する為に、彼らと文化的にも信頼関係が築けスキル リソースを持つポティキアドベンチャーという100%マオリのアワードプログラムプロバイダーと協力し取組みました。

目的はマオリの青少年が自分たちのアイデンティティを正確に理解し自尊心を高める一方雇用に不可欠なスキルを身に付ける様に支援することでした。従って、アワードの4つのセクションのアクティビティはこの目的を念頭に慎重に選択されました。例えば、スキルセクションではまず初めに彼らが自身のアイデンティティを明確に理解、自覚する様に彼らの民族的背景であるティカンガマオリの信念、慣習、精神の習得に重点が置かれ、自尊心が高まり考え方がポジティブになってきたら、その後は雇用に役立ち幅広く応用出来るスキルが身に付けられる様に配慮しました。

予想を上回る成果

プロジェクトは誰も予想していなかった位の大成功を収めました。当初は3年間で36名から42名の参加者を想定していましたが、プロジェクト終了時には目標参加者数の約2倍に当たる78名に達していました。青少年育成省の行ったアンケート調査によるとその成果は顕著でした。アワード活動により個人的な能力と社会性スキルが向上したと回答した参加者は100 %という驚くべき結果となり、90%以上が新しいスキルや知識を得られたと回答しました。

シルバーアワードを獲得したシェライジカ・ブラインチェスさんもそのうちの一人です。ブラインチェスさんはアワード活動を通して自信を持ち、今年はアメリカに交換留学するという勇敢な決心をして、その為に1万ドルの資金調達にチャレンジし始めました。また、ゴールドアワードにも挑戦中で、自身の冒険も楽しみにしています。

アワードプログラムの存続

プロジェクト終了に当り、地元のカウェラウハイスクールがユニットとなり、アワードプログラムが継続されるという信じ難い素晴らしい結果となりました。ニュージーランド事務局の研修開発ディレクターのアンディ・ウッドハウス氏はこれについて次の様に説明しています。「様々な理由で、資金援助で行われる期間限定プロジェクトを存続させる事は必ずしも容易ではありません。私たちは複雑な問題を多く抱えている上、社会経済的に貧しく孤立した地域においてこれを成し遂げた事を非常に誇りに思います。そして、最も重要なのはこれによりカウェラウの若者達が今後もアワードの支援を得られることです。」

※ この記事は " The Duke of Edinburgh's International Award"ホームページの記事を翻訳したものです。

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